育休明け半年での転職は難しい?実際の失敗談と成功のヒント

作業療法士のはにわです。

私は第1子を出産後に育休明け転職を経験しました。

育休を取ったけど、今の職場で子育てしながら働けるか不安…

仕事と育児、家事の両立に悩み、育休明け転職を考える女性は多いと思います。

この記事では

  • 育休明け半年で転職した実際の就活スケジュール
  • 育休明け転職で失敗したこと
  • 育休明け転職で成功したこと
  • 育休明け転職成功のヒント

以上について私の経験を紹介しています。

育休明け転職に悩んでいる方ぜひ参考にしてください

目次

なぜ転職を決意したのか?

私の勤務していた職場は子育てしやすいよう制度は整っていました。

具体的には

  • 企業内保育園が併設されている
  • 子どもが小学生になる前まで時短勤務の取得が可能
  • 残業は月10時間以下とほとんどない

特に保育園については、保活激戦区に住んでいたためとてもありがたい制度だと思っていました。

しかし、時短勤務は実際に取得している職員が少なくパート勤務へ変更している方もいました。

心配だったので、事務に時短勤務での復帰ができることを確認して産休へ入りました。

上司のパワハラで職員がほぼ入れ替わる

およそ1年の産休+育休を経て復帰してみると、私の部署の職員はほぼ入れ替わっていました。

そして私が上司の次に古参の職員に。

私の上司は以前からいわゆるパワハラをしており

  • 機嫌が悪いと書類を投げつける
  • 勤務時間中に他の職員の悪口を30分近く聞かされる
  • 重要な業務変更が毎週行われ、現場が混乱する
  • 新人職員へ業務終了後1時間以上叱責をする

こういった行動が原因で次々に職員が辞めていったようです。

そして復帰後は新しく入った中途の職員と上司とのバトルが毎日繰り広げられていました。

職場の居心地が悪かったため、私は徐々に疲弊し転職を考えるようになりました。

時短勤務が復帰後半年で終了

居心地の悪い職場と慣れない子育てに疲弊していた矢先、事務長から衝撃的な内容を言われます。

時短勤務は特別な理由がない限り、基本的に復帰後半年で終了です。

当時の私は9時から17時までの時短勤務をしていましたが、慌ただしく余裕がない日々でした。

そしてフルタイム勤務などとても考えられない状況です。

この一言がきっかけで私は就活を決意しました。

実際の就活スケジュール

復帰後に転職を決意したので就活スケジュールはかなりタイトでした。

育休中に転職活動できたらもう少し余裕があったかもしれません。

実際の就活スケジュールはこちら。

育休明け半年での転職スケジュール

4月 仕事復帰(9時~17時の時短勤務) 子供は企業内保育園通園

6月後半 転職を決意

7月 子供が認可保育園へ転園

7~9月 有給や平日休みを利用して面接を受ける

10月末 退職

11月 新しい職場で勤務開始

育休明け転職で後悔したこと

時間が限られていたため妥協してしまい、就活において後悔したポイントをまとめました。

給料が下がる

転職先は独自の人事評価制度を行っており、それに基づき給料が決まる形態を取っていました。

そのため最初は給料が下がることを理解していたのですが予想以上でした。

また、転職先の健康保険の保険料が高かったことも手取りの給料が下がる要因に。

会社によって社会保険の控除額が異なるので転職前に確認しておきましょう。

保育園在園の条件を理解していなかった

認可保育園に無事入園できたのですが、退職すると在園できないと思い込んでいました。

しかし要件をよく確認すると、私の居住する地区の認可保育園は

転職活動中3カ月は在園可能

とのこと。

退職後3カ月の期間があれば余裕を持って転職活動ができたと思います。

保育園の在園要件はよく確認しておきましょう。

転職エージェントを利用しなかった

同時に転職活動をしていた同僚は転職エージェントを利用していました。

利用することで

  • 自分の希望に合った職場を探してくれる
  • 就職先の人間関係を把握していることもある
  • 見学や面接日のスケジュール調整をしてくれる
  • 給与の交渉をしてくれる
  • 内定をもらったが辞退したい時、お断りの連絡をしてくれる

など、働きながら就活するにはいいところだらけでした。

次回就活するなら転職エージェントを利用したいと思います!

育休明け転職で成功したところ

時間の限られた転職活動ではありましたが、優先したいことはしっかりと決めていました。

そのため仕事環境としてはとても満足しています。

私の優先事項は

  • やりたい仕事ができる
  • 子育てと両立しやすい
  • 人間関係が良い職場

面接時から以上の3点をクリアできているかを重点的に確認していました。

そのおかげで成功したなと思ったことを以下に挙げていきます。

仕事が楽しい

転職先を探す際、やりたい仕事を明確に決めていました。

そしてその仕事ができる職場へ転職したため、憂鬱だった仕事時間が有意義な時間へ変化しました。

転職前は憂鬱だった通勤や勤務時間を楽しむことができています。

満足度の高い転職をするためにはまずやりたい仕事を明確にしておきたいですね。

やりたい仕事がない!という方はやりたくない仕事をまず明確にしておきましょう。

子育てと両立しやすい

子育てと両立しやすい職場とは人によって違うと思います。

私は以下の3点を重要視しました。

  • 時短勤務など勤務時間の融通が利く
  • 急な休みに対応してくれる
  • ワーママへ排他的な雰囲気がない

以前の職場では特にワーママへの当たりが強く、「どうせまた休むじゃん」と陰で悪口を言う人もいました。

このような発言を聞くと子供の体調不良だけではなく、自分の体調が悪い時にも休みにくくなります。

転職先ではこんな思いをしたくなかったです。

そのため面接官や対応したスタッフに自分が不安に感じていることを素直に話すようにしました。

そして相手が否定的な反応を見せた場合はやめた方がよいと判断しました。

結果的には子育てに理解がある良い職場に出会えたと思っています。

職場の人間関係が良い

職場の人すべてが話しやすく、優しい人ということはほとんどないと思います。

しかし私は転職前の職場で上司のパワハラに悩んだため、職場の人間関係は重要だと痛感しました。

就活でチェックしたポイントは3点です。

  • 直属の上司と良い人間関係が築けそうか
  • 所属する部署を見学した際にスタッフから挨拶があるか
  • 職場の整理整頓ができているか

この3点を就活時にはチェックしていました。

特に上司との相性は重要です。

コミュニケーションが取りにくい上司の下で働くと、部署内もギクシャクして働きにくくなります。

育休明け転職成功のヒント

育休明け転職を成功させるためのポイントをまとめました。

育休明け転職成功のポイント
  • 保育園在園継続の要件を確認し、就活スケジュールを決める
  • 信頼できる転職エージェントを見つける
  • 仕事について自分が優先したいことを決める

1つずつ解説していきます。

保育園在園継続の要件を確認し、就活スケジュールを決める

育休明け転職では小さな子供がいるため、保育園のとの兼ね合いは必須です。

保育園在園継続の要件は区市町村によって異なります。

自治体のホームページまたは役所へ直接問い合わせて、しっかりと確認しておきましょう。

それを元に就活のスケジュールを立てていきます。

退職しても保育園に在園できる場合がありますが、収入がなくなってしまいます。

手元に当面生活できるお金があるかは計算しておきましょう。

信頼できる転職エージェントを見つける

私は育休明け転職で転職エージェントを利用しなかったのですが、次回は利用したいと考えています。

その理由は

  • 自分の希望に合った職場を探してくれる
  • 就職先の人間関係を把握していることもある
  • 見学や面接日のスケジュール調整をしてくれる
  • 給与の交渉をしてくれる
  • 内定をもらったが辞退したい時、お断りの連絡をしてくれる

という利用者の話を聞いたからです。

しかし

  • 早く決めるように急かされる
  • 希望と違う会社を勧められる
  • 連絡がなかなか取れない

など会社や担当者によっては上手く進められないこともあるようです。

仕事について自分が優先したいことを決める

給与、休日数、仕事内容、人間関係などなど。

人によって就職先に希望することは異なると思います。

まずは何を優先したいか、そして第1~3希望まで優先順位を付けておきましょう。

迷った時の判断材料になります。

まとめ

今回は私の育休明け転職経験を元に、成功させるためのポイントをまとめました。

仕事と子育てをしながらの就活はハードです。

この記事を参考にして効率的な活動をし、理想の職場に出会えることを願っています。

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